やや認知症

日本人は長寿になったといわれる。

ただ、元気な人でも、終わりの方で少しくらい認知症になるのは仕方がない。

 

友人は一人娘だが、実家から遠く離れて暮らしている。ご両親はお父様99歳、お母様90歳前後。ほかに兄弟がいればと思うこともあるが、いないものはしかたがない。

ご両親ともに高齢者とはいえカクシャクとしており、ずっと二人だけで暮らしていたが、さすがにあやしくなってきたので、昨年、娘の説得でふたり仲良くホームに入った。

先日話してくれたエピソードをご紹介。

 

面会時の会話1

父「おまえ、いくつになった?」

娘「66」

父「そりゃあ、車の運転はもうやめたほうがいいぞ。あぶない、あぶない。」

  (そう言うご本人は90歳まで運転していた)

 

面会時の会話2

母「私の子供はあんただけだったかしら?」

娘「そうよ」

母「おかしいなあ。男の子も生んだ気がする。」

父「おい!そりゃあ本当か!」

(注:このご夫婦の子供はまちがいなく娘ひとりです)